2016年3月10日木曜日

システムバックアップその1

とりあえずsshでログイン出来る状態になったので、システムバックアップ(OSバックアップ)を取れるようにしておきたい。
Ubuntuに限らず、Linux系のOSには、システムバックアップを取る機能が無くて、他社製品とかを使うことが多いと思う。特にビジネスで使用する場合は、他社製品に頼らざるを得ないのでは?
ここでは、簡単なコマンドの組み合わせで、システムバックアップが取れるような環境を作りたいと思う。
で、まずは方針(ポリシー)を決めておく必要が有る。
(方針決めないと、ぐっちゃぐちゃになるからね)
 
バックアップ・リストアの方針
  • 何のためのバックアップか?
    • SSD/HDDの故障でのフルリストア
    • 作業ミスでファイルが消えてしまって稼働しなくなった場合のフルリストア
  • バックアップ対象ディスク
    • 内蔵HDD(SSD)とする。
    • 今後利用する予定のiSCSIや、USBストレージは対象外。
    • 但し、OS領域のVG拡張に伴って、同じVG領域(今回の構成だと、vg-root)にディスクを追加した場合は、その追加ディスクもバックアップ対象とする。
  • バックアップ内容
    • HDDのパーティション情報(今回だとgptパーティション)と、レイアウト。(パーティションが幾つあって、それぞれどれだけの容量なのか?)
    • パーティションのUUID
    • LVM未使用&ext4の領域は、ファイルシステムのUUID
    • LVM構成情報(LVが何の名前で幾つあって、それぞれ容量がどれだけか?)
    • ファイルシステムのフォーマット(ext4か、vfatか?)
    • 各ファイルシステムに格納されているファイル
  • バックアップレベル
    • フルバックアップとする。(差分バックアップはしない)
  • バックアップ保持世代数
    • 複数世代を保持出来るようにする
  • 実装
    • できるだけスクリプトにして、手間をかけないようにする
  • バックアップサイクル
    • 任意のタイミングで実行できるようにする。cronで定期実行も考慮。
  • バックアップ取得先
    • NASに取ることを想定。NFSではなくCIFS(Windows用NASの領域)
  • リストア単位
    • 原則、HDD(SSD)全体のリストア。パーティション情報とか全て作りなおす形。
    • ​バックアップ取得時の状態に戻すことを想定する。
  • リストア手順
    • OSのインストールメディア(isoイメージを焼いたCD-R等)でブートし、レスキューモードからリストアを実行する。
      (つまり、リストアで使えるコマンドは、OSイメージからレスキューモードに入った時に使えるコマンドのみ。)
ざっくりとこんな感じだ。
今後、この方針に沿って、スクリプトを組んでいく。
 

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